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技術がデザインの幅を広げる


マンションにおいて窓周辺や玄関周辺に様々な配管や水道メーター・ガスメーター等が設置されていたり、空調機の室外機が置かれていたりすることがあります。

こういった配管や機器が置かれていると、邪魔になることもありますし、美観を損なうこともあります。

そういった点を解決するコンセプトに基づく特許があります。

それが特許第5665105号(発明の名称:集中外部配管集合住宅)という特許です。

この特許は「給湯器等の設備機器の設置は、パイプシャフトを拡大することによってメータボックス等の設置空間を確保していたので、その分居住用空間が小さくなっていた。また、空調設備の室外機はベランダに設置されたり、ベランダの天井に吊り下げられており、利用空間を狭めたり、建築物の景観を損ねることになっていた。」「外廊下側居室の空調設備は外廊下に設置されたり、居室空間の一部に置場を設けており、利用空間を狭めたり、安全に影響を与えている現状もある。」という課題を解決するための特許です(上記特許の特許公報の段落【0003】参照。)。

この特許による美観がよくなった状況の概要を示す図は、住友不動産のHPに記載されています(→こちら。2018年8月29日検索)。

この技術を使うことで、美観を美しくすることもできるでしょうし、更に他のデザインを採用することも容易になるのではないでしょうか。

今回の例のように、技術とデザインとを別個独立に捉えるわけでも、技術のある面をデザインとして捉えるわけでもなく、技術によって建物のデザインの幅を広げることができるようにしたことは、まさに技術とデザインとを複合的に扱った結果だと思います。

更に、住友不動産(株)は、上記技術について「S-マルチコア」という商標も取得しています(商標登録5386593)。

つまり、技術、デザイン、ブランドの複合戦略をとっている、と言えそうですね。

見栄えの悪い従来の建物を見て、どうにかできないかを考えた結果、上記のような技術、デザインが出てきたと思います。「どうにかできないか」と課題を意識することでいろいろと発想が広がりそうですね。
今知的財産事務所
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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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