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早い段階でコンセプト創造を。


新たなビジネスモデルや何らかの技術を用いて新たな価値を市場に提供する企業(スタートアップ企業等)の人々が、創業時に「ああしておけばよかった」と思うことの中に「特許等の知的財産権を取得しておくべきだった」というものや、特許は出願したけれども「権利範囲を工夫して強い特許を取っておくべきだった」、「競合の知財について調べておけばよかった」というものがあります(参考URLはコチラ。2018/4/2検索。)

「強い特許を取っておくべきだった」と後悔する原因は、おそらく、目の前の対象にだけ注意が向きすぎ、その周辺まで検討することが疎かになっていたからではないかと思います。

というのも、このように後悔してしまうのは、ビジョンに基づいて適切なコンセプトを創造していないか、コンセプトを創っていたとしても以下の点が適切でないことが多いからです。

まず、そのコンセプトが実はあいまい・抽象的で具体像がぼやけていたりすると適切ではありません。。

また、あまりにも現在に近いこと(誰もが簡単にすぐ実現できる)であったり、あまりにも遠い未来のこと(どう考えても現状では実現できない)であったりしても適切ではなく、更に、そのコンセプトの実現により、どのような価値が世の中に実装され、どのような魅力があるのか(ターゲット顧客が「ぜひ体験したい!」と思うのか?)が明確でないと、適切とは言えません。

弊所でも時々、新たな技術でこれから市場に打って出るという方からの相談を受けることがあります。

その際に、事業戦略があるか否かももちろん重要ですが、コンセプトがしっかりと練られているかどうかを確認することがあります(場合によっては、お客様と共にコンセプト創造をしたりします。)。

適切なコンセプトであれば、そのコンセプトを土台にして事業戦略上、どのような知財に仕立て上げれば有効であるかを検討し、どの部分を権利化し、どの部分をノウハウとして秘匿化するのか、そしてどう利活用するのか等をしっかりと検討して進めて行くことができます。

一方、コンセプトが適切でない場合は、そのようなことはできません。適切でないコンセプトを土台にしては、意味のある知的財産を創り上げることも、事業戦略に役立たせることもできないからです。

したがって、適切なコンセプトを創るステップを「なるべく早い段階」で実行することが重要になります。

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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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