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早期審査と早期審理

 
特許権をなるべく早く取得したい場合に利用できる制度が早期審査です。

早期審査については以前のブログでも記載しました。

早期審査をかけても、特許出願の内容によっては拒絶査定になることもあります。

拒絶査定になっても「拒絶査定不服審判」で争うことができ、この審判でOK(特許審決)が出れば、特許権を取得できます。

ここで注意しなければならない点は、審査段階で早期審査を申請していたとしても、その早期審査が審判には引き継がれない、という点です。

つまり、審判段階でも早期に審理してほしい場合、改めて「早期審理」を申請する必要があります。

早期審理をしない場合、拒絶査定不服審判の審理期間は13か月ぐらいかかります(※1)。そうすると「早期審査」をしても「早期審理」をしなければ、早期に特許権を取得できるか否かが分からないことになります。

なお、「早期審理」をすれば、審理期間は4か月ぐらいです(※1)。

結局、早期審査した場合であっても、拒絶査定不服審判が自動的に早期審理対象になるわけではないので、拒絶査定不服審判においても結果を早く知りたい、という場合は、「早期審理」の申請をすることを忘れないようにする必要があります。

今知的財産事務所

※1 「特許行政年次報告書 2017年版 統計・資料編」による。
https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2017/toukei/all.pdf
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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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