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特許公報の下線

 
特許出願し、無事に特許権が設定登録された場合、「特許公報」が発行されます。だれがどのような内容について特許権を取得したのかを「特許公報」を見ることで把握することができます。

この「特許公報」の特許請求の範囲を見ると、文章のところどころに「下線」が引いてあることがあります。

ときどき「この下線は何ですか?」と尋ねられることがあるのですが、この「下線」は、特許出願中になされた補正箇所を示すものです。

多くの場合、特許出願中に拒絶理由が通知されます。先行技術と同一であるとか、先行技術から容易に思いつくとか様々な拒絶理由がありますが、そのような拒絶理由を解消するために、特許請求の範囲を補正することが多くあります(もちろん、誤記等を自発的に修正する補正もあり、すべての補正が拒絶理由を解消するためだけになされるわけではありません。)。

特許になる直前になされた補正個所を示すのがこの「下線」です。

そして、この「下線」はとても重要です。

なぜならば、「特許公報」の特許請求の範囲に付された「下線」の部分がどこであるかを見ることで、どのような補正がなされることで特許になったのかを把握できるためです。

つまり、出願時の特許請求の範囲は「出願公開公報」で把握できます。したがって、「出願公開公報」の特許請求の範囲と、「特許公報」の特許請求の範囲とを照らし合わせることで、特許権の対象である特許発明のどの部分が先行技術に対して重要であるのか、ということ等を把握することができます。

この点を意識して「出願公開公報」と「特許公報」とを見比べることは、その特許の出願時における技術水準等を把握する訓練になります。

今知的財産事務所
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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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