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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。MOT系弁理士です。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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LED照明は長寿命とはいっても、やはり寿命が来ます。寿命が来たらそのまま廃棄、とはなかなかいきません。というのも、LED照明には様々な希少材料が含まれているからです。

アイリスオーヤマから、LED照明の回収、リサイクルをする仕組みを確立したというプレスリリースがありました(→記事はこちら)。

LED照明を回収し、それを構成部品に分解するだけでなく、LEDチップ自体も再利用できるようにするようです。LED照明に使われているLEDチップ(青色発光ダイオード)の主成分はGaN(ガリウムナイトライド)ですが、そこからGaを分離して再利用する計画のようです。結構、高温の精錬が必要になりそうですね。

プレスリリースによると、この技術について、法政大学からきちんと特許出願されています。LED照明の回収からリサイクルまでの仕組みを構築したとしても、こういったコア技術についてきちんと特許を押さえておかないと、足元をすくわれかねません。

また、新技術や新システムを早く発表したい!とはやる気持ちがあると思うのですが、基本は発表前に出願すること、及びノウハウ部分の適切な秘匿化です。アイリスオーヤマの上記プレスリリースは2016年3月24日で、法政大学の特許出願は2015年12月25日です。この点、きっちりしていますね。

ともかく、このようなスキームが低コストで確立されれば、ガリウムはいわゆるレアメタルですので、輸入量を減らすことができるかもしれません。日本にはレアメタルを含む電気・電子製品があふれていますので、低コストでレアメタルを回収できる技術開発は、今後、ますます必要になってくると思います。もちろん、技術開発だけではなく、開発した技術を使ったスキームによって利益が出るビジネスモデルの構築が、このような技術を世に広めるために必要になります。

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2016/03/27(日) 22:51 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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