パテントコンテスト、デザインパテントコンテスト
文部科学省、特許庁、日本弁理士会が主催する「パテントコンテスト」及び「デザインパテントコンテスト」が今年も開かれます。
これは、発明やデザインを考えた高校生、高等専門学校生、又は大学生の方が応募できるコンテストで、優秀な場合は表彰されるだけでなく、弁理士の相談料、出願費用(特許の場合は審査請求料も)、及び登録料(特許は1~3年分、意匠は1年分)を主催者が負担するというものです。
特許の出願から権利化までを特許事務所に依頼すると、通常は数十万円かかりますし、意匠も結構費用がかかりますので、表彰された場合はかなりお得です。
毎年開催されていますが、今年はパテントコンテストの応募期間が8月11日から9月18日までで、デザインパテントコンテストが9月25日までになっています。
(応募方法等、詳しくは、(独)工業所有権情報・研修館のHPをご参照)
自分たちが考え出したアイデアが、どのようにして特許権や意匠権という財産権になるのかを把握するにはよいコンテストではないかと思います。また、もし表彰されれば、学生さんはもちろん、その学生さんが通っている学校にもメリット(知財への取り組みが積極的である等の評判がその学校の知名度向上等に役立ちます)があります。
いまやどのような業種も知財を無視してビジネスをすることはありません。学生さんたちにコンテストという形で知財に接する機会を提供し、それが将来、その学生さんたちの役に立ち得るだろうという点で、こういった取り組みがうまく活用されればと思います。
もうそろそろ学生さんたちは夏休みだと思いますが、夏休みの研究の1つとしてパテントコンテストやデザインパテントコンテストへの応募を検討してみるのもよいのではないかなと思います。
今知的財産事務所
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