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プロフィール

【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。MOT系弁理士です。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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稀にですが、「うちにはこんな特許があるんですよ~」という企業さんの特許を調べてみると、確かに特許「出願」はされているものの「審査請求」されておらず、しかも、審査請求期限が「過ぎている」場面に遭遇することがあります。

特許権を取得する場合、出願だけでは権利を取得することはできず、特許庁に「出願審査請求」する必要があります。時々、出願しただけで特許があると勘違いされている企業さんもありますが、要注意です!!

さて、勘違いはともかく、特許出願後、出願審査請求は出願から3年以内にする必要があります。
出願はしたもののビジネス上の展開が現時点ではないからといって、出願したまま放置する場合がありますが、実際問題としてこの「3年」は結構短いです。気がついてみると既に3年が経過して審査請求期限が過ぎてしまっていた、という場合があります。

そして、期限が過ぎた後に出願した内容が実は重要なものだった!ということが往々にしてあります。

先進的な発明や先見の明に優れた発明であればある程、出願時には自社においてビジネスに直結していなかったものの、時間が経過すると他社が同様の技術を使い始めることがあります(つまり、時間の経過と共にその発明の有用性が世の中で明らかになり、ビジネスになってきたということです)。

審査請求には確かに費用がかかります。しかし、出願しただけで審査請求しないと、出願公開により自社技術を世の中に公開しただけで終わってしまい、後々「あの時、審査請求していればよかった・・・」ということになりかねません。

ではどうするかというと、まずは特許出願「前」に出願する意味(戦略も含め)をきちんと考えておくことが重要です。

特許出願をビジネスにどう使うのか(出願中の状態でも色々と使い方があります)?
権利化した場合、特許権をどう使うのか?
特許出願中の案件、若しくは特許権を自社内外、自社を取り巻く環境中でどのように使うのか?
等々。

「特許出願(あるいは特許権)」だけに着目するのではなく、その周りにも視野を広げることにより出願の意味を考えます。そうすることで出願審査請求の意義・タイミングだけでなく、そもそもの特許出願の意味も明確になります。それによって結果的に本当に必要なものだけ出願したり、あえて出願しなかったり、更には適切なタイミングで審査請求したりすることができるようになります(よくあるのがライバル企業の動向を見極めて自発補正→審査請求という流れでしょうか)。

特許は先願主義なので早い者勝ちですが、早い者勝ちとは言え事前のしっかりした検討が後々効いてきます。したがって、決して慌てずに頭の回転を速くしてスピード感を持って事前検討することが大切なのではないでしょうか。

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2014/12/04(木) 16:15 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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