1つの製品にはたくさんの知財権が入っている


ニコンがシグマに対して自社の「手ぶれ補正機能」に関する特許を侵害しているとして損害賠償請求訴訟を提起し、2月14日に東京地裁で勝ったそうです(つまり、シグマがニコンの特許を侵害していると判決されました。)。(参考HP。2014年2月15日検索)

ただ、ニコンが求めた損害賠償額(約124億)よりはかなり低い賠償額(約16億)になっています。裁判所は、今回ニコンが主張した特許だけでは「手ぶれ補正機能」は実現できず、他の様々な機能も合わさって初めて「手ぶれ補正機能」が実現できると判断したためです。

このように、1つの製品が1つの特許だけで成り立つということは、医薬品や化合物等の分野を除いて多くはありません。特に、電気製品、電子製品、機械製品等は実に多くの特許権が組み合わされてできています。

デジタルカメラ1つをとっても、今回の「手ぶれ補正機能」以外にも様々な機能が搭載されています。その様々な機能のそれぞれにも特許権があったりしますし、画像処理に関する特許権や、CCDに関する特許権もあったりします。

そして、デジタルカメラの「デザイン」については意匠権がある場合があります。更には、デジタルカメラの「ネーミング」については商標権もあるでしょう。

このように、たった1つの製品を見ただけでも、実に多くの特許権があり、また、意匠権、商標権もあります。1つの製品を成り立たせるためには、多くの知財権もその陰で支えているということですね。

そして、私のように多くの弁理士は、その知財権を陰で支えることで、皆さんのビジネスを下支えしているということになります。

縁の下の力持ち
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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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