「とりあえずビール」から考える

 
とある留学生が、どこの飲み会に参加しても日本人が「トリアエズビール」といっているのを聞き、「トリアエズ」というビール会社が「キリン」や「アサヒ」よりもはるかにすごいビール会社だと思っていたそうです。

まぁ、それだけ居酒屋ではほとんどの人がビールをその程度にしか考えていないということなのでしょうか。。。

私はあまりお酒に強くありませんが、様々な国のビールを飲むことができるお店に行った際には、ビールにも様々あり、本当においしいビールもあるんだな、と思ったものです。

人々の嗜好や趣味は多様化しています(特に先進国では)。
そうすると「ニッチ」を意識することに目がむくことがあります。

しかし、差別化が簡単ではない商品・サービスの場合では、「ニッチ」を意識した商品・サービスの開発だけでなく、開発すべき商品・サービスが本当に顧客のことも考慮しているのか?について十分に検討することが、変化の激しい環境下で生き残るために重要のような気がします(単なる差別化では「違う」だけになってしまいかねません)。

つまり、顧客は自らの望みを最もよく満たしてくれる商品・サービスであれば、多少値段が高くてもその商品・サービスに対価を支払います。このようなことを考え、顧客がどのような点で「得」をするのかを考える必要がありそうです。

例えば、東京の湯島に「アウグスビール」という地ビール会社があります。2004年に設立されたそうなので、今年で10年ですね。ちょっと古いですが日経ビジネス(2011年2月21日版)の記事によると、アウグスビールの目的は、大量生産によって味が均質化してしまったビールのイメージを変えることなのだそうです。社長の坂本さんは、「大手が工業製品だとすると、我々は手作りのビール」とおっしゃっています。

確かに「トリアエズビール」で出てくるビールは、ある意味、当たり外れがないけれど大きな感動も特に与えないような気がします(だからこそ「トリアエズ」なのかもしれませんが…)。

しかし、顧客が本当に欲していること、どのような点で「得」と感じるかを真剣に考え、それまで「当たり前」と思っていたことに疑問符をつけ、実現に向けて頑張っていると、アウグスビールのようにたとえニッチでも顧客に支持されるようになるのではないかと思います。

こういう視点、士業にはもっと必要ですね。法律で守られているからといって安穏としていると、法律で守られていない領域に様々な業種が参入してきます。得てしてそのような領域にも、顧客が「得」と考えるようなことがあったりします。

法律で守られている、ということは法律が変わればどうなるかわからないわけですから、いざ!というときには手遅れになっていたりします。

頑張らねば!!

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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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