「想い」を「カタチ」にするのも知財の力


桜新町に『マダムトモコ』というお店があります。このお店では、背の丸い人に適した服を販売しています。この服を一目見た時、「特許が取れそうだな~」と思いましたが、案の定、特許権がありました。

「背の丸い人の上衣」という名称の特許権です(特許第3632704号)。

背中が曲がっても後身頃がつり上がらないように、後ろ側の生地を前側より長くし、かつ、脇に複数のタックをつけた形状になっています。

このような背の丸い人、特に高齢者で腰の曲がった人をターゲットにした服というのはニッチ中のニッチだと思われますが、ニッチでも他に誰も手を出 さなければ、第一人者になることができます。うまくニッチ領域を見つけた、といえばそれまでですが、この特許権を取得された方はもともとは主婦だったそうです。

その様な主婦の方がなぜこのような発明に思い至ったのか?

それは、発明者の「想い」にあります。

この特許の発明者さんは、腰が曲がっていることにより衣服の後ろがずり上がり、そのために気持ち良く外に出ることができない方々に対し何かできないか?どうしたら気持ちよく外に出ることができるのか?何とかしたい!という想いを持っていたそうです。

その「想い」を「カタチ」にしたのが上記の特許権です。

弁理士という仕事をしていると様々な発明に触れますが、このように良い発明に巡り合うことはなかなかありません。しかし、「良い発明だな」と感じるような発明に共通していることは、発明者の「想い」が熱かったり、深かったりすることが多い気がします。


(なお、「背の丸い人の上衣」という発明をするだけでなく、即座に「ニッチ市場」に思い至り、起業した『マダムトモコ』の経営者は、発明者として だけでなく経営者としてもとても優れていますね!)


「想い」を「知財」という「カタチ」に。
「知財」を使って「想い」世の中に広め、ビジネスを支えます。今知的財産事務所
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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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