ちょっとしたサービス
サービス業においてはリピート顧客を増やすために様々な工夫がなされています。何も大掛かりな工夫ではなく、ちょっとした工夫をすることで「次も来てみようかな」と少しでもお客様に思って頂けるような工夫がありますね。
ポイントカードはその最たるものですが、そのような即物的なもの以外にも、ちょっとしたサービスがリピーターを増やすきっかけになっているような気がします。
例えば、銀座三越では、お釣りにお札がある場合には新札をお釣りに使っています。多くの美容院では、お客様を出入口までお送りしています。また、帝国ホテルのルームサービスで夕食を頼むと、魔法びんでスープをアツアツに保つのはもちろんのこと、一輪挿しの花をセットして運んで来てくれます。
このようなちょっとした工夫は弁理士も見習う面があると思っています。
では何をやるか?
まず、本当に親身になってお客様に対してアドバイスすることが基本です。内容によっては「できないことをできない」といい、「できる人を紹介する」ということを臆することなくできるかも重要になってくると思います。
そして、もしお客様に事務所に足を運んでもらうのであれば、お客様の役に立つような「お土産」をキチンと用意しているかがポイントになるのではないかと思います。
なにが「お土産」になるかはお客様によって色々と変わりますが、事務所での面談時にお聞きした内容に応じた「お土産」を形にしてお渡しすることになると思います。
例えば弊所でよく行っているのは、特許出願手続についてあまり知識のないお客様に対し、特許出願から特許権の取得までの手続の流れでどの部分を特許庁が行い、どの部分を出願人がやらなければならないのかを色分けして一目でわかるようなフローチャートをお渡ししています。
このようなチャート一枚でもお客様によっては喜んで頂けます。
もちろん、様々な状況を想定し、そのような資料を予め作成して準備しておくことが必要になります。できるだけお客様の立ち位置で業務を見ることで何が必要で何が求められるのか?をよく考える必要はありますが。。。
日々、何がお客様にとって有益かを考えています。
今知的財産事務所
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