カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。MOT系弁理士です。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

今知的財産事務所

最新トラックバック
FC2カウンター


世の中には様々な翻訳本が出版されています。

小説から実用書まで、主に欧米でまず出版され、その後にその翻訳本が日本に入ってきますね。

その際に翻訳者は、原本を忠実に訳すというよりも読者層を意識して翻訳している人が多いようです。

小説ならまだいいのですが、実用書や学術書ではその訳や用語の選択に疑問符がつくものはちょっとまずいのではないかと思います。

先日、とある経営書を読んでいたところ、原本では「administration」と「management」とをはっきりと区別して用いているにもかかわらず、翻訳本の方は「administration」を「マネジメント」と訳していました。

この翻訳本は、おそらく、日本の経営者層というよりも雇われている人々をターゲットにしているようで、その人たちに『読みやすく』することを念頭に置いていたのでしょう。

しかしながら、著者の思想や考えを本当に理解するためには、翻訳といえどももっと工夫する必要があるのではないかと思います。

そうでないと著者が意図していない「誤った」考え方が世の中に広まってしまいかねません。

つい便利な言葉、意味の広い言葉を使ってしまいがちですが、便利な言葉は本来の意味を曖昧にしてしまいかねないのです。

これはどこか特許明細書にも通ずる気がしてきました。

技術内容を的確に表現することと、明細書を読む特許庁の審査官・審判官や裁判官、そして、一般の人々が理解しやすいこととの両立はなかなか難しいことは事実です。

しかし、用語の選択の仕方や文章の書き方を工夫することを怠ってはならないのではないでしょうか。

時間との勝負、という面があるのは承知していますが、本来の意味と異なるような用語を使ってしまうと、それが後々ボディーブローのように効いてきます。

それが致命傷に至らないとも言えません。

適切な用語、重要だなと感じた翻訳本でした。
スポンサーサイト

2011/05/22(日) 10:22 | コメント:0 | トラックバック:0 |
コメント
コメントを投稿
名前
タイトル
メール
URL
コメント
パスワード
管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

この記事のトラックバックURL
 

この記事にトラックバックする (FC2 blog user only!)
 
この記事へのトラックバック


検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR