カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。MOT系弁理士です。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

今知的財産事務所

最新トラックバック
FC2カウンター
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--(--) --:-- |
東日本大震災は多くの製造業に影響を与えています。

自動車だけでなく電気機器、電子機器を製造する企業にも大きな影響を与えています。

一つの製品を考えてみても、その製品は非常に多数の部品から成り立っています。

製品自体が大手企業のものであっても、構成部品は中小企業が作っていることも多く、その中小企業の多くが今回被災されているのですから、市場への製品供給が滞ったり、止まったりすることは避けられません。

この場合の対処法としては、一般的に、
 (1)部品製造会社を元通りに復興させる
 (2)海外を含め、他の部品供給会社を探す
 (3)あきらめる?
などがありますが、もう一つ策があります。

それは、手に入らない部品の機能を手に入る部品に肩代わりさせることができないか?ということです。

実はこれは、他社特許を回避する際によく考える手法です。

ちょっと専門的になりますが、特許は「特許請求の範囲」という記載で特許を受けようとする発明を特定します。

したがって、特許請求の範囲には発明を特定する事項を記載します。

例えば、ある電子機器があり、その電子機器がA部品とB部品とC部品とにより機能を発揮するならば、特許請求の範囲には、「AとBとCとを備える電子機器」というように記載します。

そして、「AとBとCとを備える電子機器」について他社が特許権を取得したとします。

もし自社が、「AとBとCとを備える電子機器」を製造販売したら特許権侵害になってしまいます。

しかし自社はその電子機器についてどうしても販売したい。でも特許がある。どうするか?

その場合に、例えば、「C」という部品を削除し、「C」部品の機能をAやBに発揮させるにはどうしたらよいかを考えます。

特許権侵害になるのは、あくまでも、「AとBとC」の3つをすべて備えている場合ですので、仮に「C」部品を使わなくて済むならば侵害にはならないからです。

できる場合とできない場合とがありますが、もし実現すれば他社特許を回避できます。

これと同様に、今回の震災で手に入らない部品が出てきたとしても、いま手に入る部品や手に入る部品の改良で代替できないかを考えて技術開発する策もあると思います。

もちろん、被災された企業の技術者とともに考えることが必要です。

一つには被災された企業を排除することを防止するためですが、なによりもその部品の「機能」について熟知している技術者のアイデアが新たな技術開発に必要になってくると思うからです。


今 知的財産事務所
スポンサーサイト

2011/04/08(金) 15:24 | コメント:0 | トラックバック:0 |
コメント
コメントを投稿
名前
タイトル
メール
URL
コメント
パスワード
管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

この記事のトラックバックURL
 

この記事にトラックバックする (FC2 blog user only!)
 
この記事へのトラックバック


検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。