マネジメントの育成

世の中には色々と研修やセミナーがありますが、それらが本当に役立っているのか?

特に、自分や自社の成長や発展に本当に役立っているか?疑問に思うことはありませんか?

私もこれまでいろいろな研修等を受けてきましたが、単に受けるだけでは役に立たないと感じています。

役に立つようにするには『何のため』に研修を受けているのか、理解する必要があります。

ドラッカーは現代の経営という著書で以下のように言っています。

「経営管理者育成の第一の原則は、マネジメント層全体の水準の向上を図らなければならないということである。(中略)経営管理者育成の第二の原則は、明日を視野に入れたものでなければならないということである。(中略)それは常に明日のニーズに焦点を合わせる必要がある。」

「事業にとって必要とされる者は、経理をかじった技術者ではない。事業をマネジメントする能力を持つ技術者である。(中略)事業を全体として見るようになることによって初めて、幅の広い人間となる。」

ここでいう経営管理者はマネジメント(ただし、集団として)のことです。

「経理をかじった技術者ではない」という部分は本当にグサッときました(私だけ?)。

つまり、上記経営管理者育成の第一の原則及び第二の原則を考えず、事業を全体として見ずに仕事を続けている場合、個々人が局所最適を目指してしまい、全体最適にはなかなか結び付かないということなのではないかと思います。

例えば、営業は営業目標(たとえば、売上高)だけに注力し、顧客が抱える課題を聞き出さず、技術は顧客の課題がわからないから自己満足的な技術開発に注力してしまう。

いずれも自社の事業は何か?何でなければならないか?について考えていないので、徐々にその企業の競争力が落ちていくのではないかと思います。

特許出願でもそうです。

単に「これ出願して」と特許事務所に頼むだけでは、満足のいく結果が得られないのではないかと思います。

特許事務所に依頼するにしても、そもそもどのような知財戦略なのか?市場は何か?5Fはなにか?等々を特許事務所に伝えなければ、本当に「使える」権利を創出することは難しいでしょう。

したがって、出願前に、企業と弁理士とが互いに協力し合うことが重要になってくると思います。

例えば、知財戦略の策定、知財の創出段階から外部の弁理士も参加すれば、その後の事業展開に必要な知財の権利化をスムーズに行うことが期待できます。

また、特許出願を依頼するにしても、通常は一から説明しなければならない発明内容の説明もほとんど不要になりますから、時間をあまりかけずに済むという意味でコストダウンを図ることもできるでしょう。

結局、昔からよくあるたとえ話「教会を作る職人」の話がよい教訓だということでしょうか。

教会を作っている人に尋ねました。「君は何をやっているの?」

第1の職人は「ブロックを積んでいるんだよ」といい、第2の職人は「壁を作っているのさ」と言いました。

しかし、第3の職人は「教会を作っているんです」と答えました。

さて、どの職人が最も良い仕事をするでしょうか。


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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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