スポーツ、デザイン発想、知財
年末年始と言えば、サッカー天皇杯、高校サッカー、ニュイーヤー駅伝、箱根駅伝、そして総合格闘技等々、様々なスポーツが目白押しです。
私も学生のころは陸上(長距離)をやっていたので、駅伝にはどうしても目が行きます。箱根駅伝は、また青学が勝つのでしょうか?そろそろ早稲田あたりも来そうですが、どうなるでしょうか??
「スポーツ」と言えば、私にとっては忘れられないことがあります。それは、独立して初めてご相談を受けた内容がスポーツ関連であり、かつ、独立して初めて特許権を取得したのも、このご相談を受けたスポーツ関連の内容だったからです。
ご相談を受けた当初は、対象となる内容が100%確定していたわけではなかったので、お客様の頭に中にある「実現したいシーン」がどのようなものかを浮き彫りにすることに注意を払いました。
その中で、「どのようなシーンを実現したいのか?」、「どのような価値を顧客(お客様の「お客様」のことです)に提供したいのか?」等々、深堀して行き、お客様が実現したいビジネスシステムの一部を構成する、あるスポーツ関連用品について特許出願したのでした。そして、早期審査で特許になったわけです(その後、ビジネスの進展に応じ、意匠、商標で必要な部分をおさえていきました。)。
結局、「スポーツによってどのようなシーンを実現したいのか?」を考えるデザイン発想がキーになっていたのではないかと思います。単に「モノ」があるから特許や商標を出願する、というだけでは将来の拡がりも望めません。望ましい未来を実現するために必要なシステムを考え、そのシステムを支える様々な要素を検討したうえで、重要な要素を適切に使えるようにするにはどうするか?を考え、そして、知財面でできることはあるか考えて実行に移す必要があります。
今知的財産事務所
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