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プロフィール

【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。MOT系弁理士です。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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身の回りには、何気ないものでも優れたデザインを持ったモノが多くあります。

例えば、真ん中に穴があいている錠剤。とてもありふれていますね。

しかし、なぜ穴があいているかというと、仮に喉に錠剤を詰まらせたとしても、息ができるようにするにはどうしたらよいか?を考えた結果、創りだされたデザインだからです。

また、食器をうまく使えない子供や、手の力が衰えてきた高齢者あるいは病気等により手に力が入らなくなった人が食事をする場合、容器から食物をスプーンでうまくすくえない場合があります。

そのような場合を想定し、容器の内側に「返し」を設け、スプーンに食べ物を乗せやすくした機能的なデザインの「こぼしにくい器」が販売されています(「株式会社 和える」さんが販売しています。)。

「和える」さんのホームページを見ると、お子さんが食べ物を器の外にこぼしてしまうというお父さんお母さんの『悩みを少しでも解決できる機能的なデザインを追及した』とのことです。

このように、プロダクトデザインを見ると、多くの場合は、まず初めに「何を実現したいのか?」「誰に何を提供したいのか?」という思想というか「想い」があり、それを実現したいカタチを考えることで生まれてきているように思えます。

ただ、考えた「カタチ」を実現したいと思っても、その「カタチ」を実際に実現するためには技術的知見を必要とする場合があります。すなわち、どのような材料を用い、どのような加工法等を用いればデザイナーが考えた質感を持ったカタチをうまく創り出すことができるのか?を考える必要があると思うのですが、その場合、材料に関する知識や加工法に関する知識、つまり、技術が分かっていなければデザイナーが考えた「カタチ」をうまく創りだすことができないのではないでしょうか。

※なお、ここでの「カタチ」は外見だけでなく、その「カタチ」に触れた人々が体感する価値(例えば、器だったら、手にしたときに暖かで滑らかだが滑りにくい感触をユーザーに与え、手によく馴染む感覚を与える等)も含むことをイメージしています。

したがって、デザイナーが技術を分かるようになる、あるいは、技術者がデザインを分かるようになると、機能的なデザインを実際に実現しやすくなると思います(例えば、容器メーカーの本多プラスさんは、新人デザイナーに金型研修を受けさせています。これにより、デザイナーさんが顧客のところに行った際、どのようなデザインの容器だったらどの程度の費用、期間で製造できるのか?を、その場で顧客に伝えることができるようになっているそうです)。

すべてのデザイナーが技術を分かっており、すべての技術者がデザインを分かっているのが理想なのでしょうが、そのようにする必要は必ずしもありません。デザイナーと技術者との垣根をなくす(あるいはできるだけ低くする)ことができればいいからです。

とはいえ、デザイナーと技術者とが接する機会自体が少ないので、垣根をなくすこと自体が実際は難しい状況なのではないかと思います。

一方で、知財面からとはいえ、技術、デザインに少なからず携わる弁理士は、この垣根をなくすことに力を発揮できるのではないかと考えています。

デザインと技術との橋渡しも考えます
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2015/03/24(火) 15:06 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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