アイデア創出に重要なこと
色々と立て込んでおり、しばらくブログを更新していませんでした。
久しぶりの更新です。
先日、あるお客さんの特許出願に先立ち、アイデア創出支援を実施しました。
弊所ではTRIZという手法を応用したアイデア創出支援をしているのですが、その手法を用いてアイデア創出を実施したのです。
お客様の事業の進行との関係上、極めて短い時間しか確保できなかったのですが、非常に多くのアイデアが出てきました。
しかし、これはなにも手法がよかったからではないと思っています。ちょっとしたヒントを示すだけでアイデアがドンドンあふれだす開発者がいたからだと思います。
もちろんTRIZ等の手法を用いればアイデアを創出しやすいのですが、それよりも何よりも、アイデアを出す人間の「意識」の違いが、多くのアイデア(多くの場合、質の良いアイデア)が創出されるか否かに関わってくるのではないかと思います。
今回の開発者さんも非常に高い「意識」を持っていました。
その開発者さんは、自らが直面している商品・サービスの課題をどうやったら解決できるか?どうやったら課題を課題でなくすることができるのか?を「顧客の視点に立って」かつ「継続的に考え続けている方」でした。
その様な人の場合、こちらからちょっとした問いかけをするだけで短時間で数十のアイデアがポンポン出てきます。時間と費用に余裕があるのであれば様々な手法を使って網羅的にアイデア出しすることも一案ですが、最も重要なことは素晴らしい手法を用いることではなく、常日頃、問題意識を抱えているか否かによるのではないかと思います。
問題意識(課題)を抱えているからこそ、何らかの情報に接した時にその問題を解決するアイデアがポンポン生まれてくるのではないでしょうか。
結局のところ、世の中には様々なアイデア創出手法がありますが、それらはあくまでも「ツール」です。いくら立派なツールがあったとしても、それを使う人間の意識が重要なんだな、と思ったアイデア創出支援でした。
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