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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。MOT系弁理士です。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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発明が創出される1つのきっかけが「課題」を見つけられるかです。従来技術では何らかの問題があり、それを解決しなければ有益な価値が得られないような場合、その問題を解決するアイデアが発明になります。

ただ、従来技術の問題(欠点)が簡単には避けられない場合があります。

その際、何が何でも欠点を排除するのではなく、欠点を「有益」なものに変えることができないか?を考えると、突破口が見つかることがあります。

例えば、半導体を切断するダイサーでは、ダイシングブレードを用いていますが、切れ味が悪くなることがあります。通常は単に交換するだけですが、例えば、被切断物の下に研磨材を含む板等を置いておけば、被切断物を切断した後にダイシングブレードがその板に接触します。それにより、ブレードが自動的に研磨されます。

切断することで摩耗してしまう欠点をうまく回避できます。

このような欠点を逆に利用する技術として、鹿島が「地震エネルギーで揺れを止める」技術を開発しています(→プレスリリース。2016年4月12日検索。)。

この技術は、「エネルギー回生システムの原理を初めて建物に応用したもので、地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、それをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用することにより、従来型装置の限界を大幅に超えた世界最高の制震効率を達成」したとのことです。

地震による揺れを抑えようとするために揺れにあらがうというより、その揺れのエネルギーを逆に利用するというもので、まさに欠点を有益なものに変えた例かもしれません。

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2016/04/12(火) 22:33 | コメント:0 | トラックバック:0 |

優れたアイデアも後から見ると「なんだ、そんなことか」と思われることがあります。

特に固定観念が強いと、その逆転の発想自体にたどり着くことが難しかったり、逆転の発想をしても「そんなの実現できないよ」と思いがちです。

いわば固定観念ですが、この固定観念にとらわれずにあえて逆を考えると(固定観念を打破すると)おもしろい結果が得られたりします。

例えば、セラミックというと、硬くて丈夫だが脆いとか、高温での焼結が必要であるとか、碍子に用いたりするので絶縁性に優れるとか、そのようなイメージがあります。

ところが、エアロゾルデポジション法で“焼かず”につくるセラミックス膜や3Dプリントで作れるセラミックス、そして導電性セラミックス等の様々なセラミックスを、TOTOが「第1回 高機能セラミックス展」に出展しています(→プレスリリース。2016年4月11日検索)。

3D造形セラミックスなどは、昔ながらの考えにとらわれていると、なかなか実現できないかもしれません。

自由な形状をセラミックスで作れたり、これまでとは違う機能を付加させたりすることで、セラミックスの応用範囲が広がりますね。

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2016/04/11(月) 23:03 | コメント:0 | トラックバック:0 |
 
三菱電機が海水を電波アンテナにする技術を開発しています。簡単に言えば、海水を空中に放出し、その際に生じる海水の水柱をアンテナにする技術です(→詳細はこちら。2016年4月8日検索。)。

海水さえあればどこでもアンテナの設置が可能になる技術であり、装置がコンパクトであるそうなので、持ち運びがしやすいそうです。緊急事態時にも活躍が期待できそうですね。

ここでは「海水」を利用しています。身の回りにある資源を有効活用する、後から言われてみれば簡単なのですが、思いつくまでにはいくらか壁があるようです。

しかし、こういった発想の例を知っていれば、資源を活用するということがどのようなことであるか、コツがつかめます。

例えば、かつて北海の漁船で、マストに海水が凍りつき、その重みで船が転覆する事故が多く発生しました。そのような事故を防止するためになるべく簡単に解決する必要が生じました。いまの時代ならマストはないので良いのですが、仮にマストがあった場合、例えば電熱線とかを考えるかもしれません。

しかし、当時はどうしたかというと・・・・

船の周囲には無尽蔵ともいえる資源があります。そう、三菱電機のアンテナと同様に海水です。

その当時、海水をマストにかけるという方法でマストに付着した氷を除去する方法を採用したのでした。

このように、対象の周りには必ずと言っていいほど何らかの『資源』があります。

上記の例では海水ですが、いま皆さんの周りには、まず間違いなく空気という資源がありますし、その空気中には水分も含まれているでしょう。また、空気には温度があるので、熱源になるかもしれません。更には、皆さんがいま建物の中にいるのであれば、建物自体やいすや机も一種の資源になります。

何か課題を解決しようとした際に、対象の周りにある資源を利用する(しかも、その資源の利用の仕方を工夫する)ことで思いもよらぬ解決方法にたどり着くこともあります。

課題の解決に結びつくヒントは、身の回りにあることもあるのですね。

今知的財産事務所

2016/04/08(金) 23:36 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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