昔取った隣の杵柄


大学、大学院と有機金属化合物の前駆体から窒化物セラミックをつくる研究をしていたのですが、同じ研究室の別の班では層状無機ケイ酸塩関連の研究をしていました。

研究室に配属される際、前駆体か層状無機化合物の班かで迷い、結果的に前駆体班にしたのですが、層状無機化合物の方も興味深かったので(インターカレーションで様々な物性が出てくる点に興味がありました)、学生時代は折にふれ、層状無機化合物の班の人に色々話を聞いたものでした。

社会人になってからはすっかり遠のいていましたが、偶然、無機ナノシート関連の特許出願の代理をしてから、最近の研究はどうなっているか興味が出てきて手に入れたのがこれらの本です。
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「二次元物質の科学: グラフェンなどの分子シートが生み出す新世界」と「Inorganic Nanosheets and Nanosheet-Based Materials: Fundamentals and Applications of Two-Dimensional Systems (Nanostructure Science and Technology)」です。

キッチリと読みたいところですが、なかなか時間が取れないのが悩みです。

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実際に手を動かすことの重要性


先日、青学の講座の話をしましたが(→デザインの法と実務)、その中で、工学部系の大学生であるにもかかわらず、実際に自分の手を動かしてモノを作ったことがない学生が多いことが話題に上がりました。

頭で理解したと思っていることは「分かったつもり」であることが多く、自分の手を動かして何かを作り上げたことがないと、モノづくりの勘所が身につきません。

自分の手を使って実際にモノを作った経験がないと、何かを設計しようとPCの前に座ってCADソフトなどをいじって設計図らしきものを作成したとしても、例えば、「遊び」がなかったり、実際に作り上げた時に「使い勝手」が悪かったり(物品の端が鋭利になっており、持ったら危ない等)等々、問題が発生しやすくなります。

また、手にモノづくりの感覚がついていないので「このようにすればああなる」というような工夫に至ることも少なくなりがちです。

すなわち、手を動かすことで「想像力」と「創造力」とが育まれ、融合していくのではないかと思うのですが、それがない学生が増えてきていることから、教育面で力を入れるべきという話題が上ったのでした。

と思っていたら、「小・中学生向けにモノづくりに対する関心を高めることを目的」とした「少年少女発明クラブ」の記事がありました(→記事はこちら。2017年4月27日検索。)。

記事によると、「プラモデルの製作どころか、風船を膨らませたことすらない子供もいる」とのこと。これは、かなりまずいですね~。そのような中、記事のような取り組みは重要です。

それにしても、私の世代ではガンプラ(←登録商標です)や電子工作にはまった人も多いと思うのですが、いまは既製品ばかりでそういうこともないのでしょうね(モノづくりではないですが、昆虫採集も「店で買う」という子も多いとか。。。なんだかねぇ。。。)。

自分の手で何かを作っていくこと、「想像力」とか「創造力」云々抜きにしても、結構面白いのに実践しないのはもったいないですね。

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逆転の発想~ビルを浮かせる?!

 
現状を打破する1つの考え方として「逆転の発想」が大事だというのはよく言われていることですが、CNNのニュースで、これは思いつかなかった~というニュースがありました。

Clouds Architecture Office」というところが、超高層ビル、しかも、「空に浮く超高層ビル」である "Analemma Tower"のコンセプトを明らかにしたそうです。

どうやって浮かせるかというと、地球の周りの軌道に実際の小惑星(!)を配置し、その小惑星から超高層ビルをつるす、というものです(詳しくはCNNのニュースをどうぞ。2017年3月31日検索。)。

Clouds Architecture Officeの説明を読むと、確かに原理的には実現可能そうです。

もちろん、実現するには様々な問題があると思いますが、この発想に驚きました。

これまでは、例えば磁力を使って下から上に向かって浮かせたりするという発想はあったと思いますが、まさか『上からつるす』という発想ができるとは思いませんでした。

まさに逆転の発想です。

もし実現すれば、地震国の日本なんかではとても有益だとは思いますが、今度は小惑星に細工されると小惑星が落ちてくるかもしれない…ということを心配しなければならないですね。こうなると「杞憂」も「杞憂」でなくなってきますね(本当に「空」が落ちてくることになりかねませんので。。。)

とはいえ、このような発想の仕方、面白いです。

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バーチャルリアリティの開発が活発ですね

 
バーチャルリアリティがここのところかなりの勢いで進展しています。各社から様々なハードウェアが発表されており、この勢いはこれからも加速していくのではないでしょうか(→例えば、こちらのニュース参照。2017年1月8日検索。)。

ただし、本当に加速するか否かは、ハードだけでなく、ソフト面、すなわち「コンテンツ」次第だと思います。

どんなに優れたハードであっても、それを活かすコンテンツがなければ意味がないからです。

ゲーム分野で様々なコンテンツが出ています。面白そうなものも多いのですが、レース系のものだと「バーチャルリアリティ酔い」がちょっと問題になったりします(私も、お客様のところで少し試したのですが、結構、きます(^^;))。

一方で、ゲームではなく、VRで戦艦大和に乗船できる!ものもあります(→こちらに紹介されてます。)。今までできなかったことを仮想とはいえ疑似体験できるという点で、VR用コンテンツの今後が楽しみです。

この様にコンテンツも続々出ている状況ですが、ハードの性能向上に伴ってこれまでできなかったこともできるようになり、今後、ますます進展するのではないでしょうか。

ところで、開発時に注意する点としては、ハードでできることに縛られてしまわないようにすることでしょう。

もちろん、最終的にはハードの性能に制限されはするのですが、初めからハードありきで制限をかけてしまうと、こじんまりとしたコンテンツしかできない、ということになりがちです。したがって、まず初めに「やりたいこと」を考え、それをVRで実現するにはどうすればよいか?というステップを踏むことが良いのではないかと思います。

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ウェアラブルデバイスと健康管理


Apple WatchやGoogle Glassなど、ウェアラブルデバイスに関する製品開発や技術の研究が進んでいます。

オムロンヘルスケアが血圧の変動を常時監視する腕時計型のウエアラブル機器を開発したそうです(→記事はこちら。2016年4月18日検索。)。

血圧変動を常時監視することにより、脳卒中等の異常を検知するシステム開発を視野に入れているそうです。システムとしては電子カルテ等との連携もできそうです。

一方、東大が、皮膚に貼れる柔軟性を有する薄型の有機LEDを開発しています。「人間の皮膚の表面のように複雑な形状をした自由曲面にもぴったりと貼り付けることができ、ディスプレイやインディケータとして使うことができる」とのことです。

更に「緑と赤の有機LEDおよび有機光検出器を集積化した30μm厚のパルスオキシメータ(超柔軟フォトニックスキン)を作製。これを指の先端に巻き付けることによって、脈拍や血中酸素濃度(測定範囲は90~99%)を安定的に計測することに成功」したということです(→記事はこちら。2016年4月18日検索。)。

オムロンヘルスケアの方は圧力センサーを使っていますが、これに東大の技術を組み合わせれば、対象者の健康状態がより細かく分かるかもしれません。

対象者になるべく負担をかけず(できれば、意識させず)、それでいてしっかりとした健康管理をする1つの解決策として、これらのウェアラブルデバイスが役に立つ日が近い将来、来そうですね。

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【弁理士】今 智司

Author:【弁理士】今 智司
今(こん)知的財産事務所の所長ブログです。2011年1月に独立開業しました。知財はビジネスに役立たせてこそだ!と考え、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えています。

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